毎日ダイエット

ダイエットの備忘録

水銀って・・・③

知らなかった。
肉に比べ魚は万能に程近い食べ物だと思っていた。
マグロの赤身なんて、身体にいい事この上ないと思っていた。
食事制限中、火を通してそこそこ美味しいカジキマグロなんてしょっちゅう食べていた。
痩せようと生活改変する前より多く食べるようになったと思う。
それが、ここにきて水銀問題。
大型の魚、深海の魚には水銀が多く含まれているという問題。
あまり話題になっていない。が、厚労省も認めている。
そして、厚労省の通達文には随所に「風評被害が起こらないよう取扱には十分注意」と記載されている。
まず、水銀中毒と聞いてすぐ思い出されるのは水俣病だ。
皇太子妃のおじいちゃんの会社チッソ水俣工場が有害な廃液を海に流し、その汚染された海水を魚が取り込み、その魚を食べた沿岸部の人々に発病した日本で初めての公害病だ。
原因物質は廃液の中でメチル水銀だと特定されている。
高濃度の水銀が交じった海水に浮遊するプランクトンを小魚が食べ、その小魚を大きな魚が食べ、
最終的に人間が魚を食べるという、食物連鎖の頂点にいる人間が一番高濃度のメチル水銀
体内に取り込むことになるのだ。最初、極微小なプランクトンに取り込まれたメチル水銀
宿主が代わる度に濃度を増す。これを生体濃縮と呼ぶそうだ。
ゆえに食物連鎖の上位にいる生物の方が影響を受けやすい。
また肉食で寿命が長い方が生体濃縮が起こり易い。
だから大きな魚だし、深海の魚という事になるのだろう。
もっとも、厚労省風評被害を危惧している通り、一般の成人が適度に食す程度では水銀中毒になるほど
摂取しないとされている。ただし身体が出来上がっていない幼児やお腹の中の胎児は別。
だから厚労省は、妊婦さんは気をつけるようにと通達文を出しているのだ。
水俣病のように人為的に水銀を多くばらまくという原因がなければ、自然界に存在する水銀を少々多く
摂取してすぐ水銀中毒になるかといったらそうではないらしい。
この点からも、私が中毒中毒と騒ぐ必要は全くない訳だ。
しかし、和歌山県太地町の住民に任意で行った毛髪検査で、非常に高い量の水銀が含有されていたという
結果もあるそうだ。少し前イルカの追い込み漁で話題になった通り、この辺りはクジラやイルカが
頻繁に現れる事から、昔から漁をし食用にしている習慣がある。
つまり習慣性が高まれば危険も高まる。ともいえる。
やっぱり色々な物を少しずつ食すべきであり、偏食はダメという事だ。
好きだからとそればかり食べる。身体にいいからとそればかり食べる。そんな事をしてはダメなのだろう。
それさえ食べればよいなんていう身体に万能のパーフェクト食品なんてこの世にない。
リスクを分散させることは健康のためにもよいという事だ。

9/3に食べた物
朝:青汁オレンジジュース・カジキマグロ塩焼き・インゲン胡麻和え・トマトスープ・サラダ(レタス・
  きゅうり・パプリカ・生ハム)
昼:牛すき焼き丼(牛肉・白米・玉葱・しらたき・豆腐)・生春巻(海老・サーモン)・トマトスープ
  カリフォルニアロール1カケラ・インゲン胡麻和え
夜:鶏つくね1本・ローカーボカレー麺(麺・茄子・インゲン・人参などなど)
間食:パピコアイス・おからクッキー